邱永漢詳細年譜

作家、事業家。邱永漢氏の詳細な年譜。


4月、小学校5年生になる。

(参考)

邱永漢著『象牙の箸』

(社会の動き)
 3月1日:
  満州国が帝国になる。溥儀が皇帝に即位する。

・この年、台南鉄道ホテルが開業。台北鉄道ホテルと同様、後藤回漕店の関係「みかどホテル」に営業を委託(ホテルは、わずか9部屋のみであったが、台南では珍しい西洋風ホテルであり、レストランと共に人気を博し盛況)。


 

 


・4月,小学校4年生になる。この頃からクラス内で一、二番を争う成績をあげるようになる。級長選挙の時、級長に選ばれ、岩本君という内地人が副級長に選ばレル。担任の中村先生が、「内地人が本島人に号令をかけられるのはまずい」と思ったようで、副級長の岩本君を級長に格上げし、自分は副級長に格下げされた。これが学校へ入って初めて経験した差別待遇であった。{出典『わが青春の台湾、わが青春の香港』} 

(参考)
・西川滿氏 早稲田大学を卒業し、台湾の毎日日日新報に就職。 


    4月、二年生になる。担任は男の中村先生。
   五年生までこの中村先生の担任が続く。
 

(参考)
邱永漢著『わが青春の台湾 わが青春の香港』

(社会の動き)
9月18日 中国の奉天郊外の柳条湖で発生した日本軍と中国軍との武力衝突(柳条湖事件)を契機として、関東軍が満州全土を占拠。

1932年(昭和7年)
1月28日から3月3日にかけ、中華民国の上海共同租界周辺で日中両軍の衝突(上海事変)



 

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