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月 前年暮から正月にかけ中国の海南島、広州、桂林を視察。桂林の漓江下りの船の中で「あと十二年生き、77歳で死ぬことにしよう」と決める。
・「週刊ポスト」誌
1613日号にインタビュー談話「香港の不動産とタイの株を狙え」が掲載される。
・「週刊現代」誌
1714日号がインタビュー談話「株・不動産儲けるコツ」が掲載される。
「おカネ’89」誌に松本享氏と対談が掲載される。

月間「宝石」誌で「金儲け・発想の原点」の連載を始める(平成23月号まで)。

「週刊ポスト」誌で「アジアの風」の連載を始める(8月まで)。

「エイビーロード」誌で「旅が好き、食べることはもっと好き」の連載を始める(平成312月号まで)。

 26日、PHP研究所から『付加価値論Part1刊行する。

2月「Voice」誌で唐津一と対談「財テクと製造業-稼ぐばかりでカネの使い方を知らない人々への教訓」を発表する。
・「ダイヤモンド・エグゼクティブ」誌で竹内宏氏との対談「90年代を読む! どうなる世界経済と日本、どうなる暮らしとビジネス」を発表する。
 20日 青人社から『株は魔術師』を刊行する。

315日 徳間書店から文庫版『いま、波に乗る財産づくり-小さなお金で大きな望み』刊行する。
  20日  日本実業出版社から監修本『これからの家と土地』刊行する。

4月 「ドリブ」誌で40歳からでは遅すぎる」の連載を始める(平成33月号まで)。
  15日  ラテラ・ネットワークから監修本世界一等旅行3 タイ タイの素顔は予想外です嵐山光三郎、カノミタカコとの鼎談収録)を刊行する。
  17日 PHP研究所から文庫版『途中下車でも生きられる』(解説 江坂彰)を刊行する。

5月 「中央公論」「全国にばらまくのでなく留学生に使え」を発表する。
・ヨーロッパに旅行する
「Voice」6月号にインタビュー談話「社会党政権もやむなし-保守政治をいっぺん清算したほうが日本はとくなる」をに発表する。

6月4日 中経出版から『邱永漢のシルバーグレーの金浅学』を刊行。
  25日 ラテラ・ネットワークから監修本『世界一等旅行4 シンガポール・マレーシア 高くない料金で贅沢を味わう本』(影山民雄、山崎朋子との鼎談収録)を刊行する。
 ・アメリカ不動産投資視察旅行実施(バンクーバー、シアトル、ロスアンゼルスを視察。帰途ハワイ立ち寄り)。ハワイでモアナホテル(小佐野賢治所有)とアラモナホテル(渡辺喜太郎所有)がメディア・ファイブのデザインで、豪華ホテルに一新していることを知り驚く。

720日 ラテラ・ネットワークから監修本『世界一等旅行5 韓国 高くない料金で贅沢を味わう本』 ( 関川夏央・黒田福美との鼎談収録)を刊行する。

8月 「Voice」誌に「中国よ台湾に学べ」を発表する。
 ・「プレジデント」誌にインタビュー談話「アジアNIESと『中国の思想』」を発表する。
 23日 講談社から
『ゼイキン息災学』刊行する。

914日 「SAPIO」誌でインタビュー談話記事、「今から考えておくべき『老後を上手に生きるインフレ克服の金儲け』-『シルバーグレーの金銭学』」を発表する。
  16日 PHP研究所から文庫版『子育てはお金の教育から』(解説 邱世嬪(きゅうさいぱん))を刊行する。

10月 「中央公論」誌に「消費税は残念ながら間違いだ」を「発表する(のち『嫉妬の世の中どう生き』に収録)。
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「韓国経済新聞」に「ブロック化の中でNISEはどう生きる」を発表する(「日本脱出のすすめ」に収録)。
 20日 実業之日本社から『死ぬまで現役』刊行する。
 ・
「スポーツニッポン」紙で「怒れ、消費者」の連載を開始する(平成3年6月まで)。

113日 「週刊ポスト」誌にインタビュー談話「“アジアの世紀”にお金とヒトの流れはこう変る」を発表する。
 6日  PHP研究所から
『金遊・人遊-お金あまり・時間あまり時代の40の視点』を刊行する( 連載時タイトル「お金があまる、時間があまる」)。

 20日 小学館から『アジアの風』を刊行する。
11月28日29日 日本経済新聞社の「関西の挑戦」に「大阪救えぬ大阪商人・大阪にこだわるな・大阪人世界をめざせ」を発表する(のちに「関西人は海外進出のパイ大ニア」と改題して『日本脱出のすすめ』に掲載)。 

・この年、台湾でゴルフ場建設申請に正式の許可がおりる。

 

(参考)
 邱永漢著『私は
77歳で死にたい―逆算の人生計画』(19939月)p1928。『海の向うが面白い』(1990年1月刊)p139。p178183。)

(社会の動き)
1月 天皇陛下逝去。平成の時代が始まる。
1月 ブッシュ政権発足。
4月、日本政府、税率3%の消費税を実施。(日本初の大型間接税)
4月、リクルート事件
4月15日。胡耀邦死去。以後、民主化を求める学生運動始まり、香港でも多数の市民がこれに呼応。
5月31日、日本銀行、公定歩合、0.75%を引き上げ3.25%に(9年ぶりに引き上げ)
6月4日、中国で民主化運動を弾圧する天安門事件が勃発する。死者多数発生する。趙紫陽失脚。後任に江沢民。先進各国が対中経済制裁措置をとる。
6月5日 天安門事件により5月15日に3309.54であった香港のハンセン指標が2093.61まで36、74%の下落する

10月、日本銀行、公定歩合を1.5%引き上げ、3.75%へ。
11月、ベルリンの壁が事実上崩壊。
12月、日本銀行、公定歩合を0.5%引き上げ、4.25%へ
(日本)年末ダウ3万八千九百十五円を記録。

(米国)大不況におちいる。